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『おくの細道』の冒頭編に記された「松島の月まずこころにかかりて・・・・」の体験が、現在JR東日本のテレビ・コマーシャル(吉永小百合)「大人のしたいこと」で放映されています。芭蕉が松島で発句を断念した理由は「松島の月を眺めた感動」のためと伝えられています。
中でもカメラで収められない絶景が仁王島と千貫島を照らす月明かりを舟から観る光景です。 仙台みやぎデストネーションの「本物の伊達」は、舟から松島の月を眺め、この島を持ち帰れば千貫の褒美を遣わすと語った政宗公の観月風情にあります。
残念ながら、芭蕉は松島の舟で月を楽しむ体験(最高の風情)が叶わなかっただけに、発句を断念せざるを得なかったというのが、本当の理由かもしれません。『鹿島詣』でわかるように、舟による観月体験の素晴らしさを知る芭蕉にとって、政宗公が遺した時世の句を上回る発句を松島で憚ったと察するのは私の考え過ぎかもしれません。
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