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私、まんが家になっちゃった、という本が、出ました。マガジンハウス発行です。
画業50年、とあり、半生記とあります。画業の年数からすれば、自伝でしょう。
作者の生年が探してもなかなか出てきません。登場人物はすごく多彩です。岡本太郎とダンスしたエピソードやら、夫のフランキー堺との交流、ウメズかずおのこと、貸本漫画時代のことなど興味尽きない内容でした。末尾には作品年表もあり資料にもなります。
作者の女学生時代の軍服造りのエピソードも書かれている。
材料がだんだん悪くなり、軍服は薄くなる、ボタンの材料も悪くなる、寒い所に送る外套もぺらぺらになってしまう。こんな経験が、戦争を背景とした多くの作品を生んだ原因だろう。ミステリーや、能の世界、江戸時代にも関心が深く、作品の幅も広い、
松本清張の作品の漫画化をしたかったが、清張が漫画化はしない方針であったということも書いてある。漫画原作者や、現代のミステリー作家のことも書かれている。
夫との駆け落ちの話や、大衆演劇で食べていた時代のことなど、実に面白い半世記でした。
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